インフルエンザで離婚の危機

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2年前の12月のことです。
家内がインフルエンザになりました。

当然、私は移されたくないので、家内を座敷に隔離して家事全般をこなしました。
さらに移されたくないのは一人娘。
この時期、部活動で頑張っている吹奏楽のコンクールがあります。
1人欠けても迷惑がかかることから、私と娘は家の中でもマスクをして、うがいと手洗いを徹底して行いました。
冬休み中でも練習があるので、早く起きて弁当を作っては、仕事をする日々。

そんな私たちの心配はよそに、家内は熱が下がったからとリビングでソファーに転がってテレビを見るようになりました。「熱が下がって3日は、おとなしくしててよ」と言っても「大丈夫よ」と呑気に答えます。
その気楽さと、家事と仕事のストレスでイライラはピークに達していました。
昔から熱には強い人なので、風邪をひいてもウロウロしては他人に移すといったことは多々ありました。私も娘も何回か被害を受けていました。幸い、この時は移ることは無かったのですが。時は流れて去年の12月。今度は私がインフルエンザに罹ってしまいました。家内とは逆で、私は熱には極端に弱い体質。
移してはいけないと病院に行ったあと、自室で布団にくるまっていたのですが。
マスクをして様子をうかがう家内が一言。「絶対に部屋から出ないで」と冷たく言い放たれました。その年も娘のコンクールがあって、状況としては家内が寝込んだ時と同じです。「俺だって看病したんだから、もう少し優しくできないもんかな」と心の中では思いながらも、言い返す元気もなく熱にうなされる日々。

それからはトイレ以外は、ほぼ1日中軟禁状態です。
ひたすら睡眠を取って熱が下がるのを待っていました。そんな折、家内からLINEが届きました。「娘が大事な時期にインフルエンザになるなんて注意が足りなすぎます。もし娘に移すようなことがあったら、一生呪います」。

頭がボンヤリとしていましたが、さすがに、この内容にはカチンと来ました。それと同時に悲しくなりました。「なんで、ここまで言われないとイカンのだ。自分のことは棚に上げて」。病気で気が弱くなっていたのもありますが、さすがに涙が流れてしまいました。娘を思うあまりに言ってしまった言葉なんでしょうが、人としての優しさを全く感じられない処遇。

数日後、「いいすぎてごめんなさい」とLINEが来ましたが、その言葉は全く私には届きませんでした。しかも口頭ではなくLINEですから。それからは、なんか笑えない日々が続いています。
[男性、48歳、結婚18年]
*この記事は有志の方によるものです。

写真:PAKUTASO(pakutaso.com)

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