26才主婦です。主人と付き合って8年がたちました。
昨年第一子となる息子も誕生しました。
そんな主人と付き合って2年ほどたった大学3年生のある日、今まででもっとも大きく、もっとも理不尽な喧嘩をしてしまいました。
当時一緒に住んでいた東新宿のマンションの横に鉄板料理のお店がオープンしたというので、さっそく私たちは訪問しました。ビールと鉄板焼きを数品注文して、料理が出てくるのを待っていると、なんだか彼の様子がせわしないように感じました。
私『どうしたの?』
彼『いや別に・・・』
私『どうしたのって!』
彼『実は・・・ほしいカメラがあって』
私『はああああ?』
カメラがほしいという彼に私は驚きました。なぜならこの半年前に5万円もするカメラを買って、たんすの肥やしにしていたからです。
私『ダメ!』
彼『いやでも・・・』
なんていうやりとりを繰り返し、結果的に私は折れてしまいました。一緒に住んでいるので生活費も折半だった貧乏学生の私たちにとって新しいカメラの出費は大変痛いものでした。
こんなやりとりから半年後、私はあるブランドのバックが欲しくなりました。
私『○○のバックが欲しいんだけど・・・』
彼『え~この前も買ったじゃん。絶対だめ。』
カメラの件があったので、当然OKしてくれるものと思っていた私はかなづちで頭を殴られたような気分になりました。
私『えっ、あんただってこないだカメラ買ったじゃん!あれ使ってるの!?』
彼の態度に怒った私は彼を問い詰めました。私からの叱責を受け、彼は黙りこくりました。観念したかと思っていると彼から驚きの言葉が返ってきました。
彼『生活費は折半だけど少しだけ俺の方が多く出しているじゃん。だから俺は好きなものを買っていいけど、おまえはダメ。』
私は彼の言葉に唖然とするしかありませんでした。確かに彼よりも入れている生活費は少ないですが、たったの5千円です。5千程度で偉そうにするなんて。しかも私は家事をすべて引き受けていました。なんて理不尽でお子様理論なのかとあきれ返りました。
私はすぐさまコンビニのATMに向かい、今まで彼の方が多く出してきたであろう分の生活費をおろしました。
私『手切れ金じゃぼけー!!!これもってどっかいけ!』
私はもっていたお札を彼に投げつけました。
ほの少し、本当にほんの少しのことで自分を棚にあげるなんて・・・家のために外でも内でも働いてきた私の努力は彼の理不尽な理論の前でもろくも崩れ去ってしました。
[女性、26才、付き合って8年]
*この記事は有志の方によるものです。
写真:PAKUTASO(pakutaso.com)