かまってちゃんの夫…

いいね
いいね 好き すごい

夫が単身赴任している時の話です。

付き合っている当時から、私はあまり電話やメールをしないし、メールの返信が遅いことを責められたこともありました。

とにかく、よくしゃべる夫はそういうことも気に食わない様子だったので、単身赴任も最初はかなり渋っていました。

単身赴任の期間は長くて3年ということだったので、ようやく正社員になれた私は夫についていかない選択をしました。

結婚以来、2泊3日の出張はあっても、それ以上、長く離れたことがなかったので、独身時代に戻ったような解放感を味わいました。

久しぶりに、友達と外食をしたり、楽しく過ごせて、夫から毎晩22時にかかる電話にも機嫌よく応対することができていました。

ですが、それも最初の半年くらいで、だんだんメールでいいかな?1日おきにしようか?と変化していきました。

もともと、風邪をひきやすい夫は、その冬も秋の終わりころの早い時期から風邪をひいていました。

「週末には、そっちに行けると思うから」と、珍しく私から電話をしたので、すっかり安心していましたが、

2日間、連絡がなかったので、気になって、また私から電話をすると、なんと入院していました。

「入院する前に電話くらいすればよかったのに」という私に「具合が悪いと知っているくせに、毎日、電話もしないどころか、メールさえしない」

と完全にすねています。そんな子供ような夫と話していてもらちが明かないので、本当は出勤の予定だった土曜日に有給休暇をもらい、

夫の入院している病院に行きました。午前中なら先生の話が聞けるということで急いでいきましたが、

学会に出席するためにいつもより少し早めに病院を出られたという先生とはお会いすることができませんでした。

夫が寝ている病室に行き、その話を報告すると、4人部屋に響くような大声で「夫が入院していても気にならない嫁が来ましたー」と叫ぶので、

そのまま帰ってしまおうかと思いましたが、他の入院患者さんやそのお見舞いの方も気の毒そうな表情をしながら、にやにや笑っていたので、

私まで同じレベルに落ちてはいけない、となんとかその場を耐えて、持ってきたお菓子を配りましたが、内心ははらわたが煮えくり返るような思いでした。

夫の病気は大騒ぎするほどでもなく、学会が終わったあとの先生に連絡がつくと「今日、お家に帰ってもよいですよ」とのことで、

そそくさと退院の手続きを済ませ、荷物と夫をタクシーに乗せて、私はそのまま家に帰りました。

常に、自分が注目されていなければ、すぐにすねる夫には、もう辟易しています。
投稿者     匿名希望

女性38歳     結婚12年

評価してください

8 ポイント
高評価 低評価

評価数: 4

高評価: 1

高評価率: 25.000000%

低評価: 3

低評価率: 75.000000%

この投稿は簡単なツールで作成されました あなたも投稿しませんか

いいね
いいね 好き すごい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント送信前にreCAPTCHAをクリックしてください 日本語が含まれない投稿は無視されます。(スパム対策)