超くだらない!久しぶりの大喧嘩!

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ある日、夫が休みで家にいたため、お昼ご飯を作っていた私。
娘の離乳食も同時進行で作っていて、てんやわんや。

そんなとき、食料棚を開けて愕然とした。引き出しの中に片栗粉が散らばっていたのだ。しかし、ここ数週間、私は片栗粉を使っていない。そう、犯人は先日片栗粉を使った料理を私に振る舞ってくれた、夫しかいないのだ。

私『ちょっと!片栗粉散乱してる!』
夫『え?』
私『え?って、私最近片栗粉使ってへんで!夫、こないだ使ってたんやんな?本間いつも中途半端やからこういうことになるんやん。』
夫『…。』

私はてんやわんやになりながらも、片栗粉まみれの引き出しを掃除し始めた。夫は、手伝う様子も全くなく、娘と遊んでいる。私はイライラが止まらなかった。
片栗粉のチャックを閉めるのが甘かったことはまだ許せる。夫の開けっ放し癖は昔からで、私も諦めていたし、ご飯を作って貰ったのだから、偉そうには言えない。でも、わざとじゃないにしても、謝るぐらい出来ないものか。たった一言、「ごめん」と言ってくれれば、全然気持ちが違ったのに。
そんな私の気持ちも知らずに、何事もなかったかのように話しかけてくる夫。私の怒りはピークに達した。

私『何で謝らへんの?』
夫『…。俺じゃないかもしれへんやん!!』
私『は?』

私は驚愕した。私は片栗粉を使っていないと言ったのに、そして自分は間違いなく片栗粉を使ったのにも関わらず、自分の非を認めていない夫。

夫『何かの拍子で開いたかもしれへんやん!』

呆れる私。チャック付きの片栗粉が、何の拍子で開くと言うのか。
夫は普段はかなり温厚で優しい。喧嘩も年に1回もないぐらいだ。しかしたまーに見せる頑固な一面。これが出てくると手をつけられないのだ。

『がしゃん!』

夫は傍にあった扇風機を倒した。すると娘もただならぬ空気を感じたのか泣き出してしまった。その時点で私の頭には即座に離婚の二文字がよぎった。
それからは呆れすぎて冷ややかな私と、怒り心頭の夫がでの話し合いが始まった。
そもそも夫は、私の『いつも中途半端』という言葉に腹が立って謝らなかったらしい。夫は夫なりに頑張っていたそうだ。
私からすると、いつも夫の「やりっぱなし癖」をフォローしまくっているので、夫が頑張っているとは思いもしなかったし、中途半端という言葉でそんなに怒るとは思いもしなかった。
そもそも、その時に言い返せば良いものの、我慢して我慢して爆発させるから、こんな大事になったのだ。私たちの話し合いは、「夫が言いたいことを我慢する癖を治すには」というところまで飛んでしまっていた。
結局1時間以上、話し合いを行った。夫は自分の非を認め、謝ってくれて、仲直りした。
しかし後から考えれば考えるほど、たかが片栗粉だけでどれだけ大事になるんだ。バカバカしくなった。
[女性、26歳、結婚3年目]
*この記事は有志の方によるものです。

写真:PHOTO AC(photo-ac.com)

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