女はお嬢様なら男は?

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彼女は世に言う片付けられない女である。

付き合って半年が過ぎた頃に彼女の家に行ったのだ。
最初行ったときは綺麗に片付いていたのだが、慣れてくるのか片付けるのが面倒になってくるのか、段々と部屋が散らかっていった。
しょうがないので自分が片付けるハメになったのである。片付けることに文句を付けないのはいいのだが、ごみを出すのは時間が決まっていて、ここまではお手伝いできないので彼女に任せることにした。しかしいつまで経っても片付かないゴミ袋。

自分『お前、これ捨てる時間ないの?』
彼女『うん、忙しい。朝はギリギリで家を出るから捨てる時間ない。』
自分『いや、ゴミ捨て場すぐそこでしょ?』
彼女『そう思うなら家に来て捨てといて。』

意味が分からなかった。もちろん自分で捨てろと言い捨てて家を出たが、それでもあまりゴミ袋は減った感じはなかった。少し早く起きて1週間以内にこのゴミ袋全部捨てないともう家には来ないと言って、1週間後に彼女の家を訪れると、まったく捨てられてなかったのである。夜に出してはいけなかったが、キレてごみ袋の大半を捨ててやったのだ。すると彼女は言った。

彼女『あーあー。せっかく明日やろうと思ったのに。夜に出したら怒られるのあたしじゃん。あたし関係ないって言うから。』

明日は絶対にやらないだろう。
それどころか味をしめたのかこの調子でずっと自分が捨て続けたのだった。
さらに腹立たしいことに捨てているところを目撃されていたらしく、近所の人から夜は捨てないようにと注意される始末。
確かに捨てているのは自分だが、自分の都合で捨てているわけではないのだ。
だからと言って事情を説明するわけにもいかない。
相手は女性なので、まさか女性が家にごみを溜めてて捨てずにいるなんて知られたらご近所さんと顔を合わせられなくなってしまうだろう。
自分としてはそっちのほうがお灸をすえられていいかとも思ったが、そんなことをしてもどうせ気にしない。するわけがない。
彼女はご近所付き合いをあまりしてなかったのだから。

彼女の中ではごみ捨ては自分の当番になったらしく

彼女『これ捨てといて。』
自分『自分で出せ。夜出したら怒られるだろ?』
彼女『あたしが怒られないから大丈夫。それに中途で辞めるなんて最低だよ?』
自分『お前が最初から捨ててないからこうなったんやろが!』

と、くだらない喧嘩が始まる。彼女はわがままというか身勝手というかお嬢様気質というか。まあ大体の女性は特別な存在だから、こういうものなのかもしれませんが。

[男性、年齢不明、結婚1年目]

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