嫁は自分の趣味である、フィギュアや昔のおもちゃに全く興味が無いです。興味が無いだけなら良いのですが理解も全くない状態で、理解をしようともしない状況です。今までこの様な事が沢山ありました。
夫「あれ、ここに置いてあった奴知らない?レンジャー物の赤いタイプのヒーローなんだけど。」
嫁「あー、それは隣に同じ奴があって2つもいらないと思って処分したよ。」
夫「一つは保存用で、一つは飾る様だから結局二つ必要なんだよ!」
嫁「二つも買うお金あるなら、もっと家にお金いれて下さい!」
夫「俺は貰ったお小遣いの中で節約して貯めて買っているんだよ!」
嫁「じゃあ、もっと減らしても大丈夫だねよ?」
夫「酒も煙草もやらないんだから、好きなもの位お小遣いの中から使わせてくれ!」
この後も、まるでフィギュアを買うことが犯罪かの様に責められ、お金をドブに捨てているように言われ続けました。自分のお小遣いを節約して貯めて好きな事に使えない事に悲しくなりましたが、悲劇はこれだけでは無かったです。
嫁「あ、ちなみにあっちにあった奴も2つあったから一つ処分したよ。邪魔だったし。」
夫「え、どれ?あっちのは二つ無いはずだよ」
嫁「これの隣にあった奴だよ。」
夫「え・・・・・、これは同じに見えるけど、同じでないよ。しかもプレミアついて5万円は下らないよ!なんて事をしてくれたんだ!今すぐゴミから出してくれ!」
嫁「無理だよ、今朝収集されていってしまったから。」
夫「これは独身時代から持っている奴で、自分のコレクションの中でも一番大事だったフィギュアなんだよ。」
嫁「だって隣の奴と全く一緒だったから。」
夫「細かい部分が違うんだ!指先とかの配色が!」
嫁「だったら今ある奴をマジックで塗れば同じものになるんでないの?」
この嫁の一言で、全く理解を示さない姿勢に心が挫けました。とにかく今後は自分の物は絶対に触らないでほしいとお願いすると話は別の方向に。
嫁「まるで私よりフィギュアのが好きみたいだね。夫婦なのに触るなとか、勝手に捨てるなとか言われると思わなかった。」
夫「人間とフィギュアは比べる事が出来ないし、嫁もフィギュアも両方大事だよ。今後喧嘩もしたくないし、お互いの物は触らないルールを作りたいんだけど。」
嫁「じゃあ、今後は掃除はしません。万が一触ってはいけないんで。料理もしません。油がはねて大事なフィギュア様を汚してはいけないので。」
夫「なんでそうなるんだ?単純に触らなければいいだけだろ?」
嫁「家の中で夫婦なのにルールがあること自体がおかしい。」
いつの間にか自分が悪くなっている状況になっていました。嫁は自分が被害者側にまわるのがとてもうまいです。口喧嘩では絶対に勝てません。結局フィギュアは全て回収して、実家に保存する事にしました。
[男性、36歳、結婚二年目]
*この記事は有志の方によるものです。
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