他人(私)に厳しく、自分にのみ激甘

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男女にとって、お互い理不尽に感じることは少なからずありますけど、ウチのは理不尽というよりも独裁政治に近いんです。

それは年末、忘年会シーズンまっただ中のことでした・・・。
彼女と一緒に、いつもと変わらず家でテレビを見ていたとき、突然の報告。

彼女「幼馴染がさ~、一緒にディズニーランドに一泊行こうよって誘ってきてるんだよね~」
この一言、普通に考えれば心配そこまでしないですよね「女の子」なら・・・。
でも私たちにとっては違うんです。
私「え・・・?それ、たかし君(仮名)でしょ・・?」
そう、彼女の幼馴染、「男の子」なんです。それもまあ、なかなかのイケメン。
彼女「そうだよ、でもな~行くか迷うんだよね、お金貯めたいし。」
私「え・・?理解が及ばないんだけど・・。ていうか迷うとこそこなの?(笑)」
彼女「なんで?」
私「え~っと・・。君の彼氏は?」
彼女「目の前のあなたですけど?」
私「ふむ・・・幼馴染とはいえ、男の子と一緒に二人で泊りに行くのかい?」
彼女「なんで?幼馴染だよ?しかもたかしだし・・・なんもないもん(笑)」
私「いやそんなの、そいつのこと俺知らないし、ていうかそれよく俺に聞けたよね。」
彼女「えー、いいって言うと思ったのに・・・」
私「思ったの!?すごすぎるだろ・・・。じゃあおれがもし似たような状況あったら、どう思う?」
彼女「殺す、もしくは男性としての人生を終わらせるね。」
私「・・・絶句。でも自分はいいの?」
彼女「だって、なんもしないもん。たかしのこと異性として見てないし。」
私「おれがそう言ったら?」
彼女「信じない、許さない、殺す。」
私「・・・そっか。でも行っちゃだめだよ。さすがにいってらっしゃい!とは言えないね。」
彼女「はー、意味わからん。嫌い」

と、まあこんな感じでした。
ここまで悪びれない、むしろ自分の中ではこれが一般常識、といった口調で淡々と言うんです。すごく普通に言うもんだから途中で
「あれ、俺が間違ってんのかな?」
って錯覚するくらいです・・・。
こんな調子なもんだから、喧嘩というよりも犯人の説得でもしてるんじゃないか、こいつはサイコパスで俺が人質で解放されたいがために話してるんじゃないか。という冒険的な感覚です。
ものすごくB型一人っ子の典型のわがままっぷり、というかわがままを体現した存在のような彼女なんです。
メリットって言えば、精神が鍛えられるくらいですかね、日常的に・・・。

最近修行僧もいいなって思い始めた今日このごろでした・・・。
*この記事は有志の方によるものです。

画像:PAKUTASO(pakutaso.com)

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