B型の彼氏

わたしの彼氏はThe B型です。
血液型は関係ないと言われるし、私もそうだろうと思うのですが血液型性格あるあるが驚く程にぴったり当てはまるのがわたしの彼で日頃から彼の顔色を伺いながら発言行動し、無用な対立を防ぐようにしていました。
ただわたしも感情のある人なので時にむっとしますがなんだかんだでわたしの感情を察して甘えさせてくれる時もある飴と鞭の使い分けの上手な彼が大好きでした。
多分わたしはドMなんでしょうね。(笑)

3年付き合い結婚を考えて同棲し始め、わたしも県外から来て右も左も分からない状態でしたがなんとか生活にも慣れ家事や特に料理自慢の彼女になれるようにと頑張っていました。
彼はお肉が大好きで肉がないと生きていけないという人で対して野菜は大嫌いでなかなか毎日の献立に悪戦苦闘しつつも彼の健康を気にして食べられる野菜を使って料理を作っていました。
もちろん肉は多めです！ただ、この野菜を頑張って使って料理をする考え方がそもそも間違っていたのかもしれません。

ある夕食時、その日はオムライス、レタスと厚切りベーコン玉子のスクラブルのせサラダ、前日の残りのきんぴらごぼうと、トマトのマリネを食卓に並べていました。
すると彼はオムライスとベーコンを食べるとその後はスマホゲームをし始めました。
いつもいっぱい食べるはずの彼がどうしたのかと心配になり「どうしたの？食べないの？」と聞くと彼は「野菜ばっかじゃん。」と。
私が｢え、そうかな？ごめんね、昨日の残りもあったから野菜多めになったかな。でもこの野菜は食べれるでしょ？」と言うと彼は「今まで我慢してたけどここまで野菜出るとは思わないし、肉もちょっとしかないじゃん」と言われてわたしはあなたのためを思って作ってるのに！！と思いながらその時は「わかった。明日から気をつけるね」と言い、野菜食べたいのにな～と思いつつも次の日からお肉！お肉！な料理を作り始めました。

それから１週間後に彼から驚きの言葉を言われました。
「野菜でないの？」と。
もう意味が分かりませんでした。
確かにお肉パラダイスでした。
でも全く野菜を使っていないわけではなかったのです。
そしてその後に彼から言われたのが「なんか野菜なくなったらなくなったで物足りないし俺麻痺したのかな？サラダ簡単じゃん？いつものやつ今から作って」と笑いながら。

もうわたしは何も言葉が出ずただただ空いた口が閉まりませんでした。
だけどこのままじゃわたしはただの言いなりの召使いだと思ってこう言いました「はあ？！ふざけんなよ。何が簡単だよ！サラダ嫌いだと思って毎日被らないようにサラダもトッピングをいろいろ時間かけて作ってんだよ。簡単なんだったらたまにはてめぇで作れや」と。
その言葉でわたしが初めて彼に対して怒りをあらわにしたのが驚いたのか呆然として目の前にあるご飯を急いで食べ、絶対にしない洗い物もしようか？と言ってくれました。たまにはわたしも言いたい事は言わないといけないなと思いました。
そしてこれがきっかけで小姑のようだった彼がかわりいろいろ気にしてくれるようになり、それからの同棲生活は上手くいき今年の6月に入籍予定です。

[女、27歳、交際3年目]
*この投稿は有志の方によるものです。

写真:Pixabay(http://pixabay.com)